畑ほし柿生産組合

生産者を知る

 1955年に畑ほし柿生産組合が結成され、それまでの個々の出荷から転換し、共同出荷の体制がつくられました。以降、現在に至るまで品質の向上、安定的な生産体制の確立などを目指し畑地区外の方々の協力も得ながら、話し合いや勉強会などを重ねてきました。

 しかしながら、温暖化による品質への影響、後継者不足など克服していかなければならない課題も多くあります。私達は、その時々の時代の流れを汲み取り課題を克服してきた先人に習い、これからも守るべき伝統はしっかり守りながら、なおかつ時代あった新たな価値を作り出せるように努力を重ねていきます。


出荷前の目合わせ指導会

若手向けの剪定講習会

島根県 東出雲町「畑」地区の歩み

 畑地区での干し柿作りの歴史は古く、地区内には、推定樹齢500年以上の柿の古木が数多く点在しています。また、ここ畑地区を含む一帯はその昔、尼子家と毛利家の合戦の舞台となった地域でした。文献によると、その戦で毛利軍が陣を敷いた京羅木山の中腹にここ畑地区があります。
今から200余年前の文化6年(1809年)に、柿小屋建造の記録が残っています。

年 度 主な事柄
昭和11年 集落内の自治会組織「畑明生会」(はためいせいかい)誕生  ※昭和11年9月1日
昭和11年 荒島分場(荒島果樹試験場)より柿栽培指導を始めて受ける
昭和13年 住民出役により道路が開通
昭和16年 戦時統制下に入り、「ほし柿」も統制品となる
昭和26年 農林省「農村副業育成集落指定」  「ほし柿」乾燥講習会開催
昭和30年 「畑乾柿生産組合」結成時18戸/※昭和34年全戸加入(25戸)
昭和31~34年 昭和29年~審査/島根県西条柿指定母樹(4本指定) ※県内総数5本
昭和33年 新農村漁村総合対策事業を導入し、道路の改修、集荷所の建設
昭和35年 畑地区を中心に、東出雲町果実生産組合の結成
昭和36年 ほし柿の輸送を鉄道貨物からトラック輸送に切替
昭和39年 島根県物産展出品(京都)
昭和41年 畑地区に簡易水道設備設置/給水開始
昭和44年 柿のへた剥ぎ機実用化
昭和45年 減反政策により畑地内の棚田を柿園に転作
昭和47年 里山開発事業を導入し、作業道路3路線…延べ2kmを新設
昭和48年 畑婦人消防隊結成
昭和50年 団体営農圃場整備事業の導入(上意東地域)
昭和53年 新島根方式(集落振興特別事業)導入
昭和54年 共同防除開始
昭和55年 島根県柿大会 畑地区内の果樹園視察受入れ・柿品評会の開催
昭和56年 転作農産物簡易加工施設の導入事業により、農産物加工場を設置
昭和57年 婦人消防隊…日本消防協会より表彰 
全国豊かな村づくり優良事例表彰「農林水産大臣賞」を受賞
昭和58年 手づくりのむら整備事業導入…加工品収蔵庫他
昭和63年 第4回 全国婦人消防操法大会出場(横浜市)入賞
平成元年 三笠宮家へ「ほし柿」献上
平成4年 島根県果樹振興功労者団体表彰 受賞
平成7年 朝日農業賞受賞(2月)
日本農業賞受賞(11月)
平成8年 第5回「美しい日本の村」景観コンテスト受賞
平成11年 農業集落排水事業導入
平成12年 上意東地区農村総合整備事業導入/畑地内の農道及び果樹園等整備
平成14年 畑名水「岩藤の岫水」整備
平成17年 新たな生活水源確保のため、出雲金刀比羅宮入口付近にて水脈確保
平成18年 東京渋谷東急東横店「島根フェア」に初参加
畑明生会70年・畑ほし柿生産組合結成50年」記念式典開催/2月
平成19年 島根県農地・水・環境保全事業(5年間)導入… エコファマー認定
平成20年 百年後に残したい景観百選に選ばれる。また「島根景観賞受賞」
平成21年 柿の木オーナー制度開始
しまね環境農業大賞「生産部門賞」受賞
平成22年 首都圏で販売量拡大
第16回環境保全型農業推進コンクール「優秀賞」受賞
平成25年 食品産業センター「本場の本物」認定
平成26年 世界にも通用する究極のお土産認定(観光庁)
平成27年 畑明生会(自治会)結成80周年、畑ほし柿生産組合設立60周年記念祝賀会開催
2015ミラノ国際博覧会に「畑ほし柿」出品

昭和20年頃の柿小屋

組合設立当初の出荷票

歴史と伝統は若き後継者に受け継がれていきます