畑ほし柿生産組合

まるはたほし柿のくわしい話

西条柿の栽培の歴史はとても古く、尼子・毛利合戦時代から非常食としても食べられていました。また、文化6年(1809年)には、柿専用小舎を造ったと記録もあります。戦前・戦中・戦後を通じ、砂糖の入手が難しい時代には、特に貴重がられ「統制品」として扱われたこともあり、細々と栽培(加工)されていました。その後、昭和30年10月「畑ほし柿生産組合」を設立し、一段と増産されるようになりました。昭和29年から島根県西条柿指定母樹候補としての審査も受け、3年間の厳しい継続審査の後、4本の指定を受けました。(県内総数5本)

昭和33年~ 「優良西条柿」奨励と拡大
昭和45年~ 「二酸化硫黄」(硫黄燻蒸)の使用禁止
昭和60年~ 園地の「除草剤」使用禁止(※草刈りの奨励)
平成10年~ 園地への有機物(たい肥)の投入強化
平成19年~ 全農家「エコファーマー」認定/取得

畑ほし柿ができるまで

毎年、春先には、大量の堆肥を投入し土作りをおこなっています。畑(はた)地区で、栽培されている柿の品種は「西条柿」(さいじょうかき)です。11月から収穫し、柿のヘタ部分を機械で取り除き、その後 1個 1個丁寧に手作業で「皮むき」作業をします。その後専用の紐に取付けて、柿小屋でたっぷり日差しを浴びさせて、ほし柿を作ります。(約1ヶ月)そして、12月初めからやっと出荷が始まります。